フリッカ抑制装置(アクティブフィルタ)
フリッカとは、電源電圧の変動により照明のちらつきや機器の誤作動が発生するという現象です。
工事などによって、大容量の負荷機器を動かすことで大きな電圧降下が発生します。その影響が近隣の需要家にまで波及し、
フリッカ現象を引き起こし問題となります。電力会社によって電圧降下の大きさが規制されており、超過する場合は対策が必要となります。
実際に問題となる電力系統は、変電所から遠く配電線が細い山間部に多く、都市部では比較的問題とされません。
淀川変圧器はフリッカ現象・電圧変動の対策としてフリッカ抑制装置を提案いたします。
フリッカ抑制装置(アクティブフィルタ)のレンタル・販売に関する、お見積もり・お問い合わせは、淀川変圧器までご連絡ください。
淀川変圧器のフリッカ抑制装置(アクティブフィルタ)は、
高性能IGBT素子を使用したPWM制御により、
負荷の無効電力を打ち消す逆位相の無効電力を瞬時(0.002秒以内)に連続的に出力します。
応答の遅れがなく、激しい負荷変動にも対応ができます。
ドリルジャンボ・コンプレッサなど、瞬時に激しい電圧降下が生じる負荷はもちろんのこと、
自由断面掘削機・破砕機・クレーンなど、運転時に激しい電圧変動が生じる負荷も対策が可能です。
現場のインピーダンスが非常に大きく、無効電力分の補償だけでは規制値内に抑制出来ない場合にも、
淀川変圧器のフリッカ抑制装置(アクティブフィルタ)は、有効電力による電圧降下分を換算し、抑制することが出来ます。
対策方式 | 内容 | 効果 | 応答速度 |
---|---|---|---|
アクティブフィルタ方式 | 電圧型インバータと 系統連係用リアクトルから構成され、 遅相から進相までの無効電力を調整する |
あらゆる負荷の無効電力に対応し 高速かつ連続可変で調節可能 |
0.1サイクル (0.002秒以内) |
リアクトル方式 | 分路リアクトルの位相制御を行い 容量を連続可変し、進相コンデンサと 共に遅相から進相の無効電力を調整する |
連続可変で調整可能 設置面積は大きくなる |
0.5サイクル (0.01秒以内) |
コンデンサ方式 |
進相コンデンサを数バンクに分けて サイリスタで入切制御し、 遅相の無効電力のみ段階的に調整する |
段階調整のため、小電圧変動・ 周期の速いフリッカへの対策は困難 |
5サイクル (0.1秒以内) |
トンネル・ダム・シールド・ケーソンなど、日本全国の500を超える建設土木現場に納入しています。
フリッカ・電圧変動の対策方法にはさまざまな種類がありますが、
効果・コスト・利便性から、アクティブフィルタによる対策を自信を持ってお勧めいたします。
また当社では、アクティブフィルタ納入後、現地でのフリッカ効果測定を実施しておりますので、
フリッカ・電圧変動の発生を心配することなく、安心してご使用頂けます。
フリッカ・電圧変動の対策については、計画段階からでも、ご相談・計算書作成から対策方法の提案まで、
迅速に対応させて頂いておりますので、お気軽にお申し付けください。
●フリッカ抑制装置 -詳細仕様-
定格補償容量 | 100kVA | |
電源 | 相数 | 三相三線式 |
周波数 | 50/60Hz | |
定格電圧 | 420V±15%/6600V/3300V | |
制御回路 | 110V | |
形式 | 設置場所 | 坑内(防滴型) |
屋外仕様有 |
●フリッカ抑制装置[ 高圧連系屋外用仕様 ] -サイズ仕様-
品番 | 最大寸法 | 総重量(kg) | ||
W(mm) | D(mm) | H(mm) | ||
AFH-321C | 3400 | 2000 | 2500 | 4200 |
AFH-431C | 4600 | 2000 | 2500 | 5900 |
AFH-532C | 4600 | 2000 | 2500 | 6000 |
AFH-642C | 4600 | 2000 | 2500 | 6500 |
AFH-743C | 4600 | 2000 | 2500 | 6500 |
AFH-853C | 7000 | 2000 | 2500 | 9500 |
AFH-954C | 7000 | 2000 | 2500 | 9500 |
AFH-1064C | 7000 | 2000 | 2500 | 10000 |
AFH-1174C | 8200 | 2000 | 2500 | 10100 |
AFH-1275C | 8200 | 2000 | 2500 | 11500 |
AFH-1385C | 8200 | 2000 | 2500 | 12000 |
AFH-1486C | 8200 | 2000 | 2500 | 12100 |
淀川変圧器の製品情報です。フリッカ抑制装置(アクティブフィルタ)について紹介いたします。